第27回 津久井湖城山公園・城山ダム・記念館
公園、湖、城、ダム…1回で4度美味しい(?)そんな自然と人類の英知に溢れた公園です。
ここもスタンプ情報がなければ、スルーしていた場所でした。
ハイキングからお城、ダム巡りまで楽しめてしまう津久井湖城山公園。訪れるまでちょっとバカにしていました。ごめんなさい。
お城にもダムにも興味ない?
そんなあなたでも公園でのんびりするだけで十分リフレッシュできます。
殺伐として忙しい世の中。そんな世の中だからこそ、ここのような"癒し"が必要なのです。
津久井湖城山公園・城山ダム・津久井湖記念館
津久井湖の湖畔に、ひときわ端正な形の山が横たわります。
それが城山です。
名前が物語るように、戦国時代には山城がありました。
今なお点在する遺構が、
訪れる人をはるか遠い時代へと誘います。
そして今、城山を覆うのは、
史跡だったがゆえに残されてきた貴重な緑です。
多種の植物や動物が生を競い合う、
生命力に満ち溢れた森が広がっています。
かつての「戦いの砦」は、今、人と歴史、
そして生き物たちが出会う「自然の砦」として、
新たな歴史を刻みはじめています。
「県立津久井湖城山公園」パンフレットより
JR橋本駅からバスで20分。こんなにのどかな景色が広がっています。
城山公園は2つのエリアに分かれています。まずは「水の苑地」へ。
芝生と湖と見事な調和。左側に見える山が津久井城のある山です。
突然上から水が溢れてきました。これが"水の苑地"の名前の由来か。
ダム建設のため水没した村の住民に感謝の気持ちを表すために建てられました。
城山ダム建設のため村は水没し、285世帯が移住を余儀なくされました。
ひそかに北条氏の勢力下であることをアピールしています。北条氏の領地は小田原だけではない!
記念館は後回しにして城山ダムを通って、"花の苑地"へ向かいます。
"花の苑地"から城山ダムを眺めたところ。湖の青、ダム、空の青…コントラストが美しい。
花の苑地にある津久井湖観光センター。まんじゅうで腹ごしらえです。
城山ダム建設で殉職された方の慰霊碑。水の恩恵の影に犠牲があることを忘れてはいけません。
津久井城址がある「かながわの景勝50選」城山。ここからハイキング編スタート!
山の途中から見える市街地の景色に釘付けです。標高375mでも山登り。
大杉。樹齢900年ともいわれる大木。津久井城の盛衰を見守ってきました。
突然「飯縄神社」が出現します。人気のない神社を前にすると神妙な気持ちになります。
敵を防ぐ「堀切」。まだ足軽の白骨ぐらいあるんじゃないか……。
山頂から家臣の屋敷があった根小屋地区を望みます。風が気持ちいい。
本城曲輪。ここまでの困難を考えれば攻め落とせそうにありません。
山頂から津久井湖を望む。城主もきっと同じ景色を見ていたに違いない。
今度は都心方面の景色を望みます。いつまでの眺めていたい景色でした。
望遠にして撮影。手前に見える高い建物群は橋本駅近辺だと思うのですが…。
写真中央に薄くぼんやり見えるタワーは、東京スカイツリーでしょうか…方角的には合っているけれど…どうでしょう?
下山してきました。「加藤詮 先生像」地元じゃ名士だろうけど…誰?(→神奈川県議会議長らしいです)
観光センターの2階にあるちょっとした資料館。が、人もいなけりゃ電気もついてないw
ダムの洪水吐でリアル放流中。凄まじい勢いで水が流れていました。
展望台から望む城山ダムと津久井湖。豊かな自然に心奪われます。
帰りに再び津久井湖記念館にチャレンジ。掃除は終わっていたようです。