第42回 牛久大仏
最近は"東京"探索では飽き足らず、関東近郊まで足を伸ばし始めています…。
大仏と言えば奈良の大仏や鎌倉の大仏が有名ですが、茨城にも大仏がいます。
しかも高さ120mという超巨大大仏。
奈良の大仏(14.9m)が手のひらにのり、自由の女神(40m)の3倍あると知れば、是非一度見に行ってみたいと思うのも道理。
電車とバスに揺られること約2時間。
ようやくたどり着いた大仏は写真なんかでは伝わらないあまりの巨大さに圧倒されました。
でも、決して道楽で造られたわけではありません。
そこかしこに宗教施設を思わせる匂いがプンプンしますが、それを差し引いても行って見る価値はあります。
本当にでかい。
牛久大仏
世界一。ギネスな大きさの大仏様。
牛久大仏は1995年「青銅製立像」で世界一高いとしてギネスブックに登録されております。その大きさを外からも中からも実感して下さい。
大仏の胎内空間では様々な体験ができます。
奈良の大仏が手のひらに乗ってしまう、世界一の青銅製大仏。大仏の高さは阿弥陀如来の十二の光明に因んで120mになりました。
胎内には写経や展望のほか、建立完成までのパネルや大仏様の親指の模型が展示しているコーナーもあり、5層に分かれた空間を巡ります。
牛久大仏 webサイトより
牛久駅に到着。大仏一大観光地かと思いきや駅前すら閑散としてるただの地方都市。
そして本数もかなり少ない(1時間に1,2本程度)レアバスに乗って出発。乗り遅れると計画が狂う。
えっ?suica?何それ美味しいの?というぐらいICカード非対応。外国人の客が整理券発券機にICカードを必死に
当てていたのにワロタ
バスの車窓から遠くに大仏が映っているのだけど、わかるかな~?
バスに揺られること約40分"牛久浄苑"に到着。下りるバス停名がわかりづらいんじゃ!
こういうアングルショット撮影用に表示があるのでしょうね。便乗して1枚撮影してしまった。
頭部の模型と大仏。大仏でかすぎてカメラに収まりきれない。しかもこの模型もそれなりにでかいのだが……
なんでこんなところに う○こが……ではなく、大仏の髪(螺髪)。1個200kg(実物大)
大仏の説明文。正式には「牛久阿弥陀大仏」。説明が長いのだが一言でまとめると"とにかくでかいよ!"ってこと。
宗派としては浄土真宗なので親鸞上人の像もある。大仏の陰に隠れて全く目立たない。
門をくぐるとこのような立て札が。アドバイス通りに振り返ってみると……
さっきの親鸞上人像があった門の上の部分。小さくてよくわからん。こっちがメインのような気も……。
ここからはスーパー大仏写真タイム。人の大きさから巨大さが比較できます。
「花子とアン」ならぬ「花と大仏」。なんで大仏ばっかり…と思われるかもしれないが、他に写すものがない。
"南無阿弥陀佛"と六歩で渡ろう……。五歩目と六歩目は無理矢理感が全開。
大仏の後姿。よく見ると穴が開いていたり妙なオプションがついています。
「山水秘伝抄」って庭造りにも秘伝でもあるのか……。"浄土式庭園"を強調。要するにちゃんとした庭ですよってこと。
庭の岸辺に大量の鯉がうじゃうじゃ集まっています。これが庭の「秘伝」なのか!?
これが鯉が岸辺に集団で押し寄せている最大の理由。おまいらエサやりすぎ!
牛久大仏もう一つの名所「小動物公園」。なぜ大仏に小動物公園なのか…このシュールさがたまりません。
寂しさが伝わってくる「たのしいステージ」。日光猿軍団ですら閉演したのに猿の曲芸をやるらしいです。
ウサギもマターリと寝そべっています。もうちょっとやる気をみせて欲しい。このマッタリさが癒しなのかもしれない。
ふれあい広場の奥には、ウサギだけでなくリスと触れ合う場所もあります。
一定時間が経つと「オープン!」と言わんばかりに扉が開きます。
最初は真っ暗な部屋に閉じ込められ、説法を聞かされますwそして扉が開いたらこの光景。
ちょっとでも神々しさを感じてしまった私は騙されやすい人かもしれません。
レーザーの明かりの中を歩いて2階へと向かいます。神秘さを出すための演出です。
階段を上がって2階へ。2階は大仏建設に関する展示室になっています。そこかしこ仏像だらけ。
今は左のような感じですが、青銅製なので長い年月ののち右の色になるらしい。
大仏建設は鉄骨を組むところから始まります。カーテンウォール工法という高層ビル建築と同じ。
大仏様の足の"指"(実物大)。足の指ですらこの大きさ。120mの大仏の全身は押して計るべし。
大仏というよりもビルの内部。ここからエレベータで85mまで上がります。
85mの展望台から歩いてきた参道を見る。というか窓が細すぎてチラッとしか見えない……。
下りエレベータで3階に降りたそこは……この黄金の輝きには圧倒された。
「南無阿弥…」って創○のアレかよ!とつっこむつもりで撮ったのだが、あっちは「南無妙…」だった。
黄金の阿弥陀如来像ですが、よく見ると名前が入っている仏像と入っていない仏像が……。どういうことでしょう?
大(100万円)、小(30万円)ってことらしい。供養もマネーということか。
「苦しいことも 楽しいことも みんな私の人生 だからほほえんで」ぐっとくる言葉。
説法部屋でしょうか……私には某団体の某教祖のイニシエーション部屋にしか思えないw
大仏内部から脱出。正味1時間ぐらい滞在し再び本願荘厳の庭に戻ってきました。これは庭の全体図。