第52回 小山田緑地・自由民権資料館

スポット情報

名称 小山田緑地
自由民権資料館
住所 東京都町田市下小山田町
東京都町田市野津田町897番地
休館日 無休(小山田緑地)
月曜日・12月28日~1月4日・特別休館日(自由民権資料館)
サイト 小山田緑地
自由民権資料館のご案内 | 町田市
スタンプ 小山田緑地 自由民権資料館
初回訪問 2013.02.10

人生に疲れているときには無性に公園に行きたくなります。
歩き回って緑を見て、芝生に寝転んで青空をボーッと眺めると、嫌なことを少しは忘れることができます。
公園は子どもの遊び場だけでなく、疲れた大人の癒しの場でもあると思うのです。

そんな小山田緑地に行ったついでに自由民権資料館にも寄ってきました。
自由民権運動というと都会の方でギャーギャーやっていたイメージがありましたが、町田こそ自由民権運動の拠点。
なぜ町田で自由民権運動なのか。そして東京ではなくどちらかというと神奈川と思われがちな町田。その秘密がわかります。

言うまでもないかもしれませんが、自由民権資料館は人を選ぶマニアックな施設であるため、子どもはつまらない表情をし、 カップルで行くと別れてしまう可能性もあります。ご注意を。



小山田緑地

小山田緑地は町田市の北西部、多摩ニュータウンに近接する緑豊かな丘陵地にあり、現在は計画面積約146haの一部を開園しています。

園内には、雑木林のほか、ボール遊びも出来る開放的な草地の広場、トンボ等が生息する水辺があり、散策や、スポーツ、自然観察に最適です。

緑地の周囲にも、さながら多摩丘陵の原風景といった趣の田園風景が随所に残り、周囲を結んだハイキングや遠足などに適しています。

都立公園・庭園一覧「小山田緑地」webサイトより

町田市立自由民権資料館

町田の自由民権運動

多摩地域は1893(明治26)年まで神奈川県に属していました。神奈川県は、武蔵国6郡と相模国9郡からなり、民権運動は当初、武蔵と相模に分かれていました。

ただ、石阪昌孝や青木正太郎など町田市域の民権家たちは、両地域を結び付けることに熱心でした。市域は、武蔵では辺境に位置しますが、相模との国境に接し、県下の平野部ではほぼ中央に位置していたからなのでしょう、〈武蔵の辺境〉を〈武相の中心〉にしてしまうエネルギーにあふれていたのです。

活気に満ちた市域はまた、多くの青年民権家を生みました。石阪公歴や若林美之助、若林高之亮、村野常右衛門などです。青年時代に民権運動の洗礼を受けた彼らの生涯には、それぞれのドラマがあり、とても魅力的です。文学者北村透谷が、革命運動にのめり込み、石阪昌孝の長女美那との恋愛に心を焦がしたのも、これら青年民権家たちとの交流の中でのことでした。

町田市webサイトより