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■皇紀二千六百六十三(平成15)年 霜月


■過去の日誌




おりしも雨の中、大学時代の友人ミズノ君と「眼鏡&スキーブーツ購入ツアー」を決行。

自分自身、眼鏡を購入するのは実に10年ぶり。
高校時代に眼鏡を作ってたのですが、その後面倒くさくなって放置。
今年の運転免許更新の際に、視力検査に不安を感じ眼鏡を発掘するものの既に度が合ってなく、
眼鏡をかけても全く変化がないというていたらく。
視力検査は裸眼で切り抜けた(両目でかろうじて視力0.7)ものの、ここ数ヶ月の仕事で
前より視力が悪くなったことを実感。
せっかくだからスキーブーツを購入するついでに眼鏡も買ってしまおうという計画。

眼鏡を作った店は10年前と同じ「和真
しかし眼鏡をかけるのは10年ぶり。
もともと眼鏡が似合わない顔なのか、どの眼鏡をかけても似合いません。
かける眼鏡の種類によってはまるで昭和はじめの細菌学者です。
結局、眼鏡を選ぶのに3時間もかかりました。
ミズノ君。付き合わせてすまんかった。_| ̄|〇

フレームを選んだ後は、視力検査です。
和真はどこぞの胡散臭い眼鏡ストアと違って、ちゃんと視力を測ってくれます。
検査結果を見ながら、

店員「車とかは普段運転されませんよねぇ」
私「いえ、毎日運転してますけど
店員「えっ・・・・・」

店員さんに絶句されてしまいました。(;´Д`)
検査の結果は右目0.05、左目0.3。
どう考えても

裸眼で車を運転するのは無謀なようです。

どうやら視力が免許更新時から急落していたのは、今の仕事に加わってからなのは間違いありません。

さすがは魂を売る技術を売る会社」です。

眼鏡が出来る間に神田に移動して、スキーブーツを購入します。
さすがにシーズン前ということもあって、どれも高い。
シーズンオフに購入しておけばよかったと後悔。
しかしもうレンタル用品には辟易しているので、多少高くても自分に合うものを購入。
世間ではスノーボード全盛。
やっぱりスノーボードが出来るとカッコいいよなぁ・・・などと思いつつも、もう後戻りできません。
待ってろよ、スノーボード。
・・・いつか滑れるようになってやる。(゜゜;)\(--;)ォィ

夜。
眼鏡が出来たようなので、早速受け取りに行きます。
店員さんから眼鏡の手入れや使用の注意を聞き装着。
なんだか慣れないせいか足下がフラフラします。
これまでと距離感が全く違います。
早くも店の階段でつまずきそうになりました。
店の外に出ると、街灯に映し出される看板の文字が遠くのものまでハッキリ見えます。

「読める!読めるぞっ」!

天空の城ラピュタに登場するムスカのような気分です。

夕食は新宿高島屋にある「つな八」で食事。
ここはリーズナブルな値段で揚げたての天ぷらを食べさせてくれる店。
調子に乗って「ウマーウマー(゜д゜)」を連発して食べすぎました。
・・・食べ過ぎてまた腹を壊しました。(´・ω・`)

帰宅して家族に見せたら、

「なにそれ~~」(←ブーイングの嵐)

3時間の労力はまったく報われませんでした。ヽ(*`Д´)ノ





祝日。
3ヶ月ぶりに美容院に行き、サッパリした気分で帰宅しようと駅前を歩いていたところ・・・。

男A、B「はいはい、ちょっとすみませーーん」

道のど真ん中で呼び止められました。
見るとナンパやりまくってますと言わんばかりの大学生風の男2人、愛想の良い笑みを浮かべています。

男A「ちょっといいですか」
男B「うんうん」
男A「僕たち実はアンケートを取っていまして」
男B「そうそう」
男A「そんなにお時間取らせしないんで、ご協力頂けたらと思いまして」
男B「そうそう」

男Bはさっきから相づちしか打っていないような気がしますが・・・。
その2人の愛想笑いと話し方のノリはまさしく「将来はお笑い芸人目指しています」といった感じです。
男に話し掛けられる趣味はないのですが、タイミングの問題か、2人のあまりの軽いノリにつられたの
か、思わず立ち止まってしまいました。
しかも浅はかにもその時私は大学生っぽい2人の風貌に「心理学科の学生が卒論のために集めている
データ」か何かと考えていたのでした。
「協力してやるか」
久々に気分がよかった私は軽い気持ちでアンケートに目を通しました。

1.あなたの年齢はいくつですか?
・・・ここは正直に年齢を答えておくか。

2.あなたの睡眠時間は平均何時間ぐらいですか?
・・・5時間ぐらいか。

3.最近抜け毛が気になりますか?
・・・は?(-_-メ)

なんだか心理学(←勝手な思い込み)のアンケートとは関係ない気がしますが・・・。
まぁ気にならないと言えば(以下自己規制)

4.あなたにとって髪の毛とはなんですか?
・・・・・・・・・・。

( ̄□ ̄メ凸

この瞬間全てを悟った私は怒りにまかせてアンケート用紙をビリビリに破いて投げつけてやろうかと
思いましたが、そんなことをすれば自分で髪の毛が薄いことを認(以下自己規制)

そもそも何故私に声をかけたのか謎。_| ̄|〇

私がアンケートに答えている間にも、お笑い芸人(←予想)コンビは盛んに話し掛けてきます。
男A「お、その皮ジャンかっこいいっスねぇ~」
男B「かっこいいっスね~」
人間誉められると悪い気はしないと言いますが、既に臨戦態勢に入っている私には効きません。
あえて無視。
2人の話は長い割りには要領を得ないので要点だけ書くと、

▽要点

  • 私たちはB&B(?)という会社の者で、(←どう見てもアルバイトにしか見えないけど)
  • 聞いたことない会社の名前だろうけど、口コミで広がっている(←ホームページ見つからないよ)
  • 最近、新宿にあるオペラシティに進出した(←そんな情報どこにもないけど)
  • 私たちは小田原から来ました(←遠路はるばるお疲れ様です)
  • 今ならキャンペーン期間中で、アンケートに答えて頂いたお客様に無料でヘアチェックを行っている。
  • しかもさすがお笑い芸人。2人の漫才トークはとどまるところを知りません。
    男A「ヘアチェックというとどういった印象がありますか?」
    私「さぁ~・・・特には・・・」
    男A「髪が薄くなることは気になりませんか?」
    私「・・・なりませんねぇ」(←大嘘)
    男A「えっなんで?」(←人の頭を見て話をするな
    私「ヤバくなったら全部剃ってしまえばいいと思ってますから」
    男A「あ~・・・そうですか・・・」 見てわかる通り、男Bは相づちを打っているだけです。
    私ものらりくらりと質問をかわします。相手に付け入る隙を与えたら最後、逃げるタイミングを失います。

    次第に私もサッパリ要点を得ない会話にイライラして、
    私「つまるところ要点は何ですか」
    と要点を問いただすと、
    男A「あ、ええとですね。(以下略。要点の一番最後参照)」
    だったら無料招待券と店の場所を教えれば、それで済む話のはず。なんでわざわざ不毛な会話
    に付き合わないといけないのでしょうか。あ、不毛なんだから"不毛な会話"でも別に(以下自己規制)
    しかもこの男A。また話が脱線して「ヘアチェックに興味があるか」しつこく聞いてきます。
    ・・・いい加減うざくなってきたヽ(*`Д´)ノ

    再度、要点を問いただすと

    ▽要点2

  • 今ならキャンペーン期間中で、アンケートに・・・(以下略)
  • このチケット持ってくれば無料でヘアチェックできるが、
  • もし今空いている時間が判れば、その時間に予約することができる。(←予約するほど込んでいないと思われ)
  • 早い話が、

    強引に予約させる。

    行ったら行ったで「このままじゃヤヴァイ」を連発される。

    断り切れずに高額な商品か何か買わされる。

    会社ウマー(゜д゜)

    あるいは、

    強引に予約させる。

    ブッチして行かなかった。

    会社は個人情報ゲット。

    会社ウマー(゜д゜)

    という図式になるのは目に見えています。
    人の弱みにつけ込む悪徳商法め。

    いらんわ、ボケッ(-_-メ)

    とりあえず丁重にお断りしておいた。
    アンケート用紙の最後に名前と住所と電話番号を書く欄があったけど、

    誰が書くか!アホッ( ̄□ ̄メ凸





    明日お客さんに納品する資料に記入するプログラムの実行数カウントの資料作りが今日の仕事でした。
    午前中には大半のカウントを終えて、資料作りも終了。
    「今日の仕事はこれで終わりか~。定時まで何しようかなぁ~・・・」
    などと余裕でいたところ・・・。
    夕方になって実は基になる書類があることが判明。
    今度はその資料の形式に合わせて資料を作り直すことに。

    今まで作った資料は電子のチリになってしまうけど、作った資料に記入した数値をそのままコピーすれ
    ば事足りるはず。
    と安易な考えで基になる資料を眺めたところ。

    ・・・自分が作った資料では項目が全然足りませんでした。(゜д゜)

    しかもその資料には自分が「この数字は使わないからいらないや。ポイッ」とあえて記入しなかった
    数値までバッチリ記入してあるではありませんか。
    あまりに膨大な数に「今日中にはまず終わらない」ことを悟りました。

    いや前もって聞かなかった自分も悪いんだけど、すでに資料があるんだったら前もって教えてくれたっ
    てよかったのに。

    しかし資料の納品は明日。
    どう考えても翌日の午前中までに資料を完成させることは必須。
    もうだめぽ。

    とりあえず最低限の数値だけの資料を今日中に完成させるという約束で勘弁してもらうことに。

    瞬間。
    ここ半年間、味わったことのない感覚が沸き起こりました。
    なんと、俄然ヤル気が出てきたのです。
    終わりそうもない仕事を今日中に終わらせれば、周囲も少しは喜んで認めてくれるだろう。
    そう考えたのでした。
    プロジェクトX風に言えば、

    「技術者魂に火がついた・・・」(語り:田口トモロヲ)

    心の病気を患ってはや、半年。
    これまではこういう切羽詰った状況になると、
    無意識のうちに手がしびれ。
    頭が真っ白になり。
    仕事なんて手がつかない状況に陥っていたのに。
    ようやく病気も治ったのか、と改めて実感。

    定時過ぎてから終電の時間まで、休憩なしでぶっ通しで資料を作成。
    モニタをずっと凝視しているので、目がショボショボしてきます。
    30分に1回目薬投下。
    最適な効率化を計り終電までのタイムリミットが刻一刻と迫る中、孤独な戦いを強いられました。
    途中で何度も何度も、
    「・・・もうだめか。続きは明日の午前中にしよう・・・」
    と挫折しそうになったけれど、その度に自分で自分を励ましてひたすら仕事。

    ・・・・・・・・・・・。
    ・・・・・・・・・・・。
    そして終電まであと20分というところで資料は完成。

    ”資料作成は完成しました。必要な項目は全て埋めてあります”

    と完了の報告メールを発射。
    久々の満足感で心を満たされながら帰宅しました。

    翌日。
    進捗会議の席で昨日のうちに全て終わらせたことを自信満々に報告したら・・・。

    怒られました。_| ̄|〇

    理由は

    「昨日の段階で最低限の資料でいいと言ったのだから、全部出来そうだったら報告してから作業
    して下さい。私がどの数値まで信用すればいいかわからない。」

    というもの。
    報告しようにも全部終わりそうだと判ったのはみんな帰ってしまった後だったし、
    しかも終電間際まで完成できるかどうか判らなかったし。
    どの数値まで信用すればいいかわからかない、ことに関しては完了の報告メールでわざわざ、
    ”必要な項目は全て埋めてあります”の1文から十分判ると思っていましたが。
    何をわざわざ部下のやる気を萎えさせる様な事を言うのかね、この人は。

    はぁ~~・・・。
    私はため息をつくことしか出きませんでした。
    独り頑張った努力も全て水の泡。
    ・・・私って、アホですか?

    脱力感だけが残りました。





    朝7時、せっかくの休みだというのに会社の同期イシイに電話で叩き起こされた。
    1ヶ月前に急遽決まった同期の引越し。
    前から「手伝ってくれ」とは頼まれていたのだけど・・・。

    そもそもその同期の家まで2時間かかる人間を
    手伝いに呼ばないと思うぞ。ヽ(`Д´)ノ

    朝10時。
    自分は市川駅に降り立った。眠いっす・・・。
    今回の引越しメンバーは、
    私、イシイ夫妻、彼の今勤めている会社の同期アラカワさん、彼のサークル仲間イマノさん。
    計5人。(ちなみにイシイ夫妻以外は初対面同士)
    しかも今日の予報は午後から雨。
    なるべく午前中に勝負をつけておきたいところです。

    自分も最初こそ意気揚々、

    「ど~んとこーい!!はっはっはっ」

    などと余裕ぶっこいていたものの、
    2回目の搬送から次第に口数が減り、
    昼飯時にはまだまだノックアウト寸前ヤル気満々でした。
    ・・・こんなはずではなかったんですが。

    昼食アラカワさんがお茶を喉に詰まらせ、のた打ち回るトラブル発生。
    あやうく夕方からお通夜に参加するかと。

    日も暮れかけて作業もラストスパートという時にアパートの出口でデイサービスのワゴン車が
    パンクして入り口を塞ぐという、「嫌がらせですか?」というトラブルはあったものの引っ越しは
    無事に終了。
    3年半住み慣れた思い出のつまったアパートに別れを告げます。
    イシイも荷物を全部取っ払った初期状態の部屋を見て、しきりに「なつかしい」を連発。
    彼も色々思うところがあるようです。感慨深げでした。

    釜茹でになりそうな熱い銭湯に入った後、駅前の焼肉店「紋次郎」で打ち上げ。
    ほとんどのメニューが
    ・カルビ ¥780¥390
    ・ロース ¥780¥390
    ・・・・etc
    と、イシイ夫妻がこの店を選んだ理由がわかりそうな値段設定。
    しかし一口食べて、みんな「まいぅ~」「ウマー」のインフレ状態。
    とりあえず食べまくりました。
    ・・・食べ過ぎて腹を壊しました。_| ̄|〇

    今日一日共に活動して知り合ったアラカワさんとイマノさんに対する自分なりの印象。
    アラカワさん。
    数々の職を渡り歩いて経験豊富。その経験に裏打ちされた話は造詣が深く聞いていて楽しいし、
    ためになる。
    しかも営業職だけあって話が巧みで、自分に足りないものをたくさん持っている人。
    イマノさん。
    自分が聞き流しそうな雑談でも情報をメモしながら聞く人。
    最初は変わった人だと思いました。(すみません)
    しかしそれがイマノさんが経営する工場の社長としての姿勢なのだと感じました。
    今日知った情報がある日仕事に結びつくのかもしれません。
    社長としてあらゆるジャンルにアンテナを広げる努力家。

    そして何よりも帰宅途中の電車の中でアラカワさんの言葉が一番心に響きました。
    「20代のうちは1日4,5時間寝られれば大丈夫なんですよね」
    いつも1日4,5時間しか寝られず「仕事が辛い」と思っている自分は
    まだまだ社会人として考えが甘いようです。

    引越しという作業以上に普段会社では知り合えない人たちと知り合えたということで
    自分にとって有意義な1日でした。
    (´-`).。oO(イシイ夫妻から貰った薄謝は本当に薄かったけど・・・)





    いつも通勤で利用しているJR総武線。
    車内放送なんて毎日同じ文句の繰り返しで聞き流していることが多いものです。
    多分、車掌がしゃべる文句もマニュアルで決まっているのでしょう。

    しかし、今日の放送は一味違いました。

    車掌「・・・まもなく新宿です。どなた様もお忘れ物のないようお願いします」

    ここまではいつも通り。
    が、次の瞬間。

    車掌「・・・電車を降りてからあっ!しまった!!と青ざめることのないよう、
    もう一度身の回りの品をお確かめになってからお降り下さい」

    一瞬の沈黙の後、乗客大爆笑。

    この車掌はネ申!

    このアナウンスを聞いて、久々に楽しい気分になりました。
    車掌さんありがとう。

    	  _、_	グッジョブ!!
    	 (,_ノ`)   n
    	 ̄   \ ( E)
    	フ   /ヽヽ
    						

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