弟の誕生日に「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」を買ってプレゼントした。
……訂正。結果としてそう言うことになったらしい。
もちろんこの私が弟のために誕生日プレゼントなど買うわけがあろうはずもありません。ただ単に「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」をプレイしてみたかっただけ。
しかし世間ではこのゲームがバカ売れの様子。最初は任天堂のドル箱であるマリオシリーズの新作が発売になったのだろう程度の認識しかありませんでしたが、CMで無限増殖(※1)のシーンを見せられて評価は一変。っていうかあれは反則だろ。ファミコンでスーパーマリオをやり込んだ世代なら無限増殖で体中のアドレナリンが噴水のように吹き出すはず。
(※1)無限増殖……スーパーマリオで最も有名な裏技の一つ。マリオが着地しない間は敵を踏みつけるために100点、200点、400点……とスコアが倍々に加算され8,000点を超えた後は残数が増え続けることを利用して、壁に向かって亀の甲羅を蹴り続けることで残数を増やす技。正確には無限ではなく残数が255というとコンピュータ業界人には判りやすい数字を超えると強制的にゲームオーバーになってしまうところがミソ。
現在NintendoDS本体の入手は依然として難しいものの、ソフトの方は巷に溢れかえっており購入は容易でした。購入したソフトが昨日届き、早速見せびらかせて弟に自慢してやろうとヤツを部屋に呼び出した。
そしたら。
弟「……マジで?ありがとう」(←2日前誕生日)
私「……………………はい?」
短い命でした……。
まぁ、それはさておき。
やってみると本当に面白い。弟と2人で「これやったら(ゲームのやりすぎで)廃人になるわ。わはははは」とか言いながら、弟(←大学のレポート本日締め切り)と私(←採用試験の準備)は、やらねばならないことそっちのけで廃人一直線。竜宮城で時間を忘れた浦島太郎のように、ひたすら遊びまくりましたとさ。
ゲームの随所に制作者の"遊び心"が凝縮されていて、弟と「よくこんなアイディアを思いつくよな……」とただただ感心。芸能人が独り言をしゃべりながらプレイしているCMがありましたが、本当にあんな感じで気がついたら「あー、もー」などと独り言を吐いている自分を発見。恥ずかしいことこの上ない。
話は変わりますが、Nintendo DSとニュー・スーパーマリオブラザーズの爆発的な人気はファミコンの創世記と照らし合わせてしまいます。
ファミコンも発売当初は「ポパイの算数遊び」とか「ポパイの英語遊び」などの"お勉強系"のソフトが発売されていました。DSで言うと「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」などが該当するのでしょうか。もちろん時代背景は違いますが。そしてファミコンが後に「スーパーマリオブラザーズ」で一躍スターダムにのし上がったのはご存じの通り。
任天堂はファミコンと同じように、スーパーマリオで不死鳥のように蘇るのか。ゲームの歴史は再び繰り返されるのか。SONYのPlayStation3と任天堂のWiiのシェア争い共々楽しみな展開になってきました。
- 【参考リンク】
- テクニック集:無限増殖-今さら攻略 スーパーマリオブラザーズ2
- スーパーマリオブラザーズ タイムアタック動画-YouTube
- ファミリーコンピュータ CM動画-YouTube
- スーパーマリオブラザーズ CM動画-YouTube
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