いや驚きました。
久々にイオン(ジャスコ)に行ってみたらセルフレジなんてものがあるんですね。
自分で商品バーコードを機械に読み取らせて自分で支払う……というアレ。
最初は勝手が分からず躊躇しましたが、使ってみると意外と楽しいものです。
買い物といっても買い物カゴにドッサリあるわけではありません。
買い物カゴなんて必要ない。むしろ片手で持てるほど。
自分だけが勝手に思い込んでいるだけかも知れませんが、
「スーパー = 大量に買う」
「コンビニ = ちょっと買う」
などという先入観(※1)が頭の中にあったので、スーパーで1,2品だけ買い物するというのはなんだか気が引けてしまいます。
(※1)先入観……テレビとかでメタボなアメリカ人がカートに山のように買い込んでいるシーンを擦り込まれているせいだと思う
今日は2品だけの買い物。
これでレジを通すとレジのおばちゃんおねえさま方に
「はぁ?こんなはした品物でレジ通すなよ!貧乏人がw」
Mの気がある方々にはたまらないシチュエーションで罵られるかもしれないと危惧していたものの、ふと横をみるとセルフレジが6台ほど設置してあるスペースが存在した。
「セルフレジを体験してみて下さい!」とデカデカと幟が立っているところをみると、どうやらあまり普及していないらしい。
幟の横にある使い方を見てみると、わずか4ステップ。
しかも1番目の手順が「買い物カゴを横に置きます」となっているのを見て、俄然使ってみる気になった。
セルフレジの構成はバーコードをスキャンする台。その上にタッチパネル式のモニタ。左側に現金・クレジットカードなどの会計装置。
シンプルと言えばシンプル。
さすがにぶっ壊れたりはしないだろうが、慣れていないものをレクチャーなしで使うのはちょっと躊躇する。もしハマったときに誰かに助けを求めるのもちょっと気恥ずかしい。
不慣れな人がパソコンを操作するときもこんな感じなのだろうか。
セルフのガソリンスタンドを初めて一人で使ったときの緊張(※2)を思い出す。
(※2)使ったときの緊張……この時は恥をかいても被害が少ないようにわざわざ深夜に行った思い出がw
タッチパネルに「操作を開始する」とボタンが表示されていたので、とりあえず押してみる。
「……商品のバーコードを読み取らせて下さい」
このように自動で音声案内をしてくれる。これは判りやすい。よくできている。
一品目を取り出しバーコードをスキャン台の上で滑らせる。
ピッ!さん・びゃく・ろく・じゅう・円です。
無感情な音声が金額を読み上げてくれる。
続いて2品目。
(あれれ?)
バーコードを走らせても手応えがない。
もう一度。
すかっ
(あれ?なんで?なんで?)
途端に焦りだす。
音声は「お会計をする方は……」と次の案内をしゃべり出しているが。まだ次の商品があるっつーの。
2,3回トライしてもダメ。「お会計を……(ry」わかっとるわい!
タッチパネルを見てみると「ナントカバック」なるボタンが表示されている。
これを押してみると次の商品のバーコードを読み込んでくれた。一安心。
このバーコードを読み取らせる作業がなんだか楽しい。
いちいち「ナントカバック」ボタンを押さないと先に進まないようなので、レジ係の人みたいにテンポよく進みはしないけど。
全部の商品バーコードをスキャンし終わったら「お会計」ボタン。
あとは左側の会計装置に現金やカード(今回はクレジットカードを使った)を入れて会計終了。
置いてあるビニール袋に自分で商品を入れて一連の作業は終了……と。
ところでこのセルフレジの窃盗対策はどうなっているのだろう。
最初の1,2品だけバーコード通して会計。後の品物は素知らぬ顔で買い物袋に入れてしまえば突破できそうな気がするのだが……その辺りはどうチェックしているのだろう。
セルフレジブースの外側には監視端末があり、係の人がモニタをチェックしているようなのだが、全てをチェックするのは不可能に近い。
購買の根幹である会計処理ですら客にやらせてしまうというこの装置。
何よりも凄いと思ったのが、直感的で判りやすいということ。操作が洗練されていてよく考えられている。
「機械わからんわー」と使ってもないのに拒否するオッサン、オバサンみたく拒絶反応を起こさなければ大丈夫。
セルフスタンドのようにこれから普及していくのだろうか。
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