君はHHKBを知っているか?
最近はパソコンと言えばノートパソコンが主流なので、キーボードなんてノートPCについているものを「使いづらいなぁ…」などと文句を言いながら、 使っている人がほとんどだと思います。
ノートPCが主流になる前は、デスクトップPCと呼ばれるタワーのような巨大本体が鎮座したPCが一般的だったのですが、その時にはキーボードは
自分で選んで買う部品でした。
文字を打ち込むキーボードという代物は、それこそ様々な工夫を凝らした商品が発売されていて、PCショップを巡るときにキーボードを眺めるだけでも
楽しいものでした。
そんな百花繚乱なキーボード業界の中にHHKB(Happy Hacking Keyboard)という商品がありました。
指が届く範囲に必要最低限の個数しか配置されていないキー。徹底的にこだわった打鍵感。そして強気の価格(笑)
アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。
馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。
東京大学名誉教授 和田英一
まさにその通りだ!
ある雑誌には「このキーボードはじゃじゃ馬で使いこなすのは難しい。だが、一度使いこなせばフェラーリのような乗り心地」と書いてあったような 記憶がある。
そんな最高級キーボード。お値段は当時25,000円。
一流のシステムエンジニアを目指すのだったら、キーボードにはこだわらなければならない!(←洗脳)
だが、さすがに25,000円という価格に恐れおののいた。だがそんなHHKBにも廉価版のHHKB Lite(*)があることを知り一念発起して購入。(お値段7,800円)
(*)ちなみにHHKB Liteはとうの昔に生産中止(2001年3月)となっていて、今さら持っている人もほとんどいないと思われます。
……あれから20年。
カウボーイの鞍の例に違わず、今でも現役として活躍中。しかし、さすがに汚れてきました。
今年の1月中旬から始まったコロナコロナの大騒ぎ。仕事は在宅勤務になり外出は自粛。今までの過労死寸前生活が嘘のよう。
突然時間が出来たので、今がチャンスとばかりに15年来の垢を落とすことにしました。
インターネットで調べてみたら、HHKB Liteの分解清掃も自分で出来そうだったので、試しにやってみました。
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