縁結びの国「出雲」へ
羽田から島根(出雲)までは1時間30分ほど。快適な空の旅を満喫するにはあまりにも短すぎました。
飛び立ったかと思えば、あっという間に着陸態勢に入ります。
ビルや建物が立ち並ぶ東京とは違い、島根は海(日本海)と湖(宍道湖)と畑ばかり……。
出雲空港は2010年から"出雲縁結び空港"とふざけた愛称がつけられています。縁結び?なぜ縁結びなのか……。
降り立ったときは全くわかりませんでした。
我々はレンタカーを借りて、目的地の第一弾「出雲大社」へ向かいました。
静かな国
車を運転しながらDr.ミズノが「この国は静か過ぎる」と呟くから何事かと思えば、確かに音がしません。
東京では新宿を始めとした23区ではなくても、繁華街に行けばガヤガヤと喧騒があるのは当たり前で、別に気にも留めていませんでした。
この出雲には喧騒がないというか、本当に静かなのです。
よく言えば落ち着く。悪く言えば何もない。……というか、主要道路なのに横断歩道や信号もありません。
地域住民はどうやって道路を横断しているのか、まさか瞬間移動でもしているのかと思いましたが、何のことはない。
"横断歩道がなければ道路を横断すればいいじゃない"。という訳で、さも当然のように車の切れ目でサッサと道路を渡っていたので、なるほどと感心した。
……だから中学生がみんなヘルメット被っているのか(゚∀゚)
ヘルメット被っている中学生はみんな純朴そうに見えるという不思議。
縁結び押し~出雲大社~
出雲大社といえば私の中では伊勢神宮と並び、日本神社界二大巨頭ぐらいの格式ある神社だと勝手に想像していたのですが……。
古い神社は数多くあれど、出雲大社と言えば大国主大神が国を譲ることの見返りに巨大な社(出雲大社)を造ってもらい住んでいるとか、 日本中の八百万の神が10月になると出雲大社へ集まって会議を繰り広げる(*)とか、古事記や日本書紀の神話にも登場する超有名神社。
(*)10月は"神無月"と言われるが、出雲では"神在月"と言うらしいです。
車を走らせること約40分。
ついに念願の出雲大社に到着。
そしてここに来てようやく出雲「縁結び」空港の理由が判明しました。
いつからなのかわかりませんが、出雲大社は付近の店も含めてどこもかしこもくどいほどの「縁結び」押し。大国主大神なのになぜ縁結びなのか。
そして車を降りてびっくりしたのがとにかく寒い。
"西日本=温暖"という勝手な脳内イメージがあったのですが、山陰地方の冬は寒いらしいのです。その証拠に一晩で雪が降り積もっていました。
ご縁を結ぶ方法
なぜ大国主大神が「縁結び」か疑問ですが、調べたところによると出雲大社には10月に全国から八百万の神が出雲に集まって
顔を合わせる……だからご縁だそうです。
いくらなんでも無理矢理すぎだろー。
Dr.ミズノは絵馬を見ながら力説。
「神様に願いを叶えて欲しかったら住所(番地まで)をしっかり書かないとダメだ」
「そうしないと神様はどこに願いを叶えればよいかわからないから」
絵馬に個人情報かよ……と思いますが、大部分の絵馬は都道府県名どまりなのですが、中にはしっかり番地まで書かれた絵馬もありました。
もっとも神様が絵馬に書かれた住所を見ながら郵便屋の如く歩き回っている姿はずいぶん俗っぽいですが。
「そしたら絵馬に書いてある住所に突撃すれば、ご縁があるんじゃね?」
彼は恐ろしいことを言い出します。「ピンポーン、ご縁を探しているんですよねー。出雲大社の絵馬を見てきましたーってね(笑)」
さすが天才物理学者。発想が実に面白い。
それならば絵馬には具体的に年齢やアイドルの誰似ぐらい書いて欲しいものです。いや、それなら住所じゃなくて携帯番号書いた方が早くないか。
でも絵馬が出会い系の掲示板の如く使われたら品格ぶち壊しだろうなぁ…。
彼はさかんに私に絵馬を書けと迫ってきましたが、どうにも気分が乗らず結局絵馬は書きませんでした。
その代わり"縁結び御守"を購入。アルバイト(と思われる)の巫女に「御守をください」と声をかけるのはなんという羞恥プレイか。
一方Dr.ミズノは自分の息子のために「ご縁がありますように……父」と書いた絵馬を奉納。写真を撮ってメールで嫁に送信。
もっとも自分より彼の息子の方が先にご縁に恵まれそうで怖いんですけど。
"ご縁がありますように"以外の願い事は、だいたいが大学や高校の合格祈願。受験シーズンだしなぁ……。
そんな絵馬の中でも純粋な願いで心の琴線に触れた願いがコレ。















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