ここまで来るともはや恒例行事。3回目になる安比高原スノーボードツアーへ今年も行ってきました。
誰が言い出したのかわかりませんが、毎年なぜかクリスマス前の週末にスノーボードへ行くというこの企画。
ここ3年は自分にとって、この安比高原ツアーをもってウィンタースポーツの幕開けとなっています。
いざ安比高原へ
今回のメンバーは昨年よりさらに増えて13名。特に注目株は初ボードデビューとなる後輩のH君とO部君。
誰に騙されたか知らないけど、いやはやなんとも勇気のあることで。
昨年は前会社を辞めたのは自分だけでしたが、今年はさらにスピンアウト組が増え次第に同窓会の様相を呈してきたことか。
もはや慣れっ子になってしまったグリーン車に乗り、いつも通り目指すは一路岩手県。
新幹線の中ではいつになく女性陣がハイテンション。
……大宮駅に到着する前にビール缶が空いているのですが(゚д゚)
新幹線の時間はあっという間に過ぎ盛岡駅へ到着。
一昨年はあまりの雪のなさに雪山への不安を感じたものでしたが、今年は例年になく寒い冬。新潟あたりでは豪雪とも聞いています。
そんなわけで期待感も否応なしに高まっていたのですが、駅に着いてみれば昨年とさほど変わらない様子。拍子抜け。
ところでこのクリスマス前の安比高原ツアー。JRの旅行"びゅう"の企画らしく、夜遅いにも関わらずJR盛岡駅職員総出で出迎えてくれます。
確か昨年は新幹線が遅れて到着したら、駅の出口で駅員さんが1人1人にカイロを配ってくれた。
今年は駅近くの道に「ようこそ安比高原へ」と書かれた横断幕を持った駅員さんが送迎バスに向かって手を振っていた。
JR職員も大変だ。
ホテル「ヴィラ3」に到着したのは日付も変わり22日。
さすがに旅の疲れもあり、すぐに就寝か……と思いきやテンション衰えず。
初ボードデビューとなるH君とO部君のボードのセッティングについて熱く激論を交わしてセッティング大会。
しかし考えてみれば、ずいぶん優しくなったものだ。
2年前は「各自勝手に行ってレンタルして来い!」という初心者(=自分)に冷たい状況だったが、
最近はお下がりなりにもブーツやボードまで用意してくれるとは。
……さすがに自分のボードがH君用にあてがわれていたことまでは、考えが及びませんでしたが。
シーズン初滑り
朝。天候は快晴。
自分のボードはH君が使うことになったので、M山先輩のお下がり(※1)を借用。
(※1)お下がり……とは言っても、自分のボードの5倍ぐらいの値段がします。
やはり値段が張る品物は性能が良い(良く滑る)ものです。
「ボードなんてただの板じゃん」と軽く考えていた時期もありました。
さすがに3回目となると1発目から転ぶことなく滑られます。
約10ヶ月あまりのブランクも、いくら運動音痴の自分でも、体が滑り方を覚えているようです。
初デビューとなるH君やO部君は1時間目の講師 N地先生、2時間目の講師 M山先輩、3時間目の講師 M澤先輩たちが交代で麓の緩斜面で特訓。
自分が石内丸山スキ─場で黒歴史を味わったときには、板の履き方と転び方、そして木の葉(※2)を教わった後、いきなり山頂に誘拐されたものですが。
ずいぶん甘くなった優しくなったものです。
(※2)木の葉……斜面の方向に対して垂直になり、いわば斜面を削りながら滑る方法。
午後はこれまで講師だった先生方も思いっきり滑りたいということで、こともあろうに4時間目の講師は自分が拝命した。
3シーズン目で早くも講師とは。いやはや、人材不足も甚だしい。
さすがに初心者3人の面倒を見るのは思いのほか大変で、いつも以上に疲れた。
もっともこれまでの講師の先生の教えにより、ほとんど教えることはありませんでしたが。
メタボ王子
夕食。
バイキング形式の今年はメタボ帝国の住人にとっては願ってもない食事……のはずが、
メタボ帝国皇帝のM澤先輩は最近オタキングの本にえらく感銘を受けたらしく、いつにもなく食事制限。つまらん。
対照的に食べまくったのがO部君。その胃袋限界知らず。
食事だけでも半端ないのに、さらに驚いたのがデザートの量。
「デザートは別腹っすよ」
とかなんとかほざいて全種類(しかも各種類それぞれ2、3個)皿に載せて持ってきたぐらい(さらに完食していた)。
O部君の隣に座っていたシゲが本気で気持ち悪がって呆れ果てていたのが印象的だった。
メタボ王子はきっと前の彼女に振られた(秋情報)ためにヤケ食いなのだろうと、ニヤニヤしながら眺めていたものの、
後から聞いてみれば「最近、前の彼女と寄りを戻したんですよ」とのこと。
……許せん。
旅の終わりと冷麺
夜は例によって宴会をしながら恒例の撮影部隊によるボード動画鑑賞会。
どうやら自分が別口で講師をやっている頃に撮影されたものらしく。自分は全くカメラに映らずヽ(*`Д´)ノ
2日目は午前中でボードを切り上げて。夕方に安比高原を後にした。
少し早めに午前中で切り上げたのは幸いだった。どういうわけか、これまでずっと履いてきたブーツにも関わらず足の裏の皮がずる剥けてしまっていた。
夕食は盛岡と言えば冷麺。
帰りバスの中でM澤先輩がネットで調べた冷麺の店で食事。
新幹線まであと1時間あまりにしかないにも関わらず、みんな冷麺の他にも焼肉やら注文しまくり。いなごの如く食い尽くして終了。
それにしても冷麺とは、こんなに麺が太かったとは……。「冷麺=冷えたラーメン」と思い込んできた自分にorz
しかしこの店。
M澤先輩が調べてくれた住所を頼りに歩いていくと、なんとその場所にあったのがパチンコ屋。
ジャンジャンバリバリ。
よくよく考えてみればなんてことはない。盛楼閣が入っているビルの1階部分(正確には地下道)がパチンコ屋だっただけの話。
結局店には違う入口から行くことが出来たのですが帰りに入口部分とは別に地下に続く階段があったので、せっかくだからと行ってみれば、
やはりそこはパチンコ屋の店内だった。
つまり飲食店とパチンコ屋が直結しているというなんとも摩訶不思議な状況。
新幹線で21時30分頃東京駅に到着。
とにもかくにもこうして今年も恒例の安比高原ツアーは終了。
そして仲睦まじそうなカップルに心の中でツバを吐きを横目に見ながら帰路につくのでした。けっ。
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