いよいよ説明会

2008-11-11 (火)
- 或る日常の風景/学級日誌

毎年この時期は失意のどん底に沈んでいるためこのエントリーには書くネタが全くないのだが、今年はもう暫く色々書くことがありそうで嬉しいかぎり。

名簿登載通知書に書かれていた採用候補者説明会。
2年前の期限付採用候補者説明会の際は「どうせ不合格なんだろ」と大いにふてくされ、思いっきり私服で参加したものの、 今回は柄にもなくスーツで参加。

説明会の開始は10時。受付開始は9時30分からだったので、10時前に着けばいいだろうぐらいに考えた。 しかしやはり小心者のためちょっと早めに行った方が無難だろうと思い直し9時45分頃に会場である都庁第一庁舎 大会議場に到着。

ところがこれはどうしたことだ。
早めに行ったにも関わらず会場内はスーツ姿の人間でぎっしり埋め尽くされ、すでに熱気が溢れていた。席はかなり後ろの方だった。
(お前らどんだけ真面目なんだよ……)
"教員になる人間は生真面目な人間が多い"とはどこかで聞いた言葉だが、まさにその言葉通りだった。

そう言えばかつて2次試験のとき、何も考えずに青色のワイシャツにネクタイをして行ったら、周囲の受験生は全員白色のワイシャツかブラウスで浮きまくった記憶がある。 別にワイシャツの色で真面目/不真面目が決まるわけでもないだろうが、つまりはそういう人間が多いのだ。

受付で白い封筒と茶封筒を受け取り会場内へ。
本日は中学校・高等学校共通枠 一般教科の候補者が対象の説明会。この連中の中から採用になった人間が"同期"となる。
(結構、かわいい女の子もいるな……)
そんなことを考えた。しかしその女の専門教科が"物理"なんてことは万に一つもないのだが。

受付でもらった封筒を開けてみると、中には何やら書類が大量に入っていた。

説明会次第 fig.本日の説明会次第

時間になった。
司会の挨拶に続いて次第の2、「東京都公立学校教員採用候補者となった皆さんへ」だ。
"東京都教育庁人事部長"。いわゆる出世組の中ではトップキャリアの人間の挨拶。話の内容を簡単にまとめると

  • 教員としての情熱、使命感をもって欲しい
  • 自分は未熟だと思う人がいると思うが、未熟でも生徒や保護者に支持されることがある。恐らく自分が未熟であることを判っているからだと思う
  • コミュニケーション能力が大切(対生徒、対保護者、対教員)
  • 生徒が"受けたい"と思えるような授業を心がけるようにして欲しい
  • 手のかかる子、勉強のできる子だけに目がいきがちだが、その他大勢の生徒にも目を配って欲しい。また教室の中で生徒と教師の1対1の関係になってしまいがち。
  • 1人で悩まずに同僚、上司の先生に相談することを忘れずに

コミュニケーション能力は自分自身かなり乏しいので、相当に心掛けないと明るい未来は築けないだろう。
普段会話する分には問題はないのだが、"仕事!"となると自分の中で人に対して壁を作ってしまう上に、過剰に人からの評価を気にしすぎて自信がなかったり、人に対して遠慮してしまうきらいがある。
この弱点を打開すべく様々な本を読んでいるのだが、頭では理解しているつもりでも心はその通りにならないもの。それでも昔に比べれば幾分マシにはなってきていると思うのだが。
そう言う意味で自分から見れば、むしろ空気の読めない人が羨ましい。

今回初めてこれまでとは違う業種に心機一転飛び込もうというのだから、自分がどう変わるのか楽しみ半分、怖さ半分だ。

続いての、講演「東京都公立学校教員となるにあたって」は表題の通り教員として大切なこと。
その中で特に気になったのは心掛けとして、
ストレスを発散する場を作る。教員以外(大学や前職場)の友人を大切に。
趣味を大切にする。忙しくても細々とその趣味を続けること。

どうやら心の中で描いていたパラダイスとはほど遠い世界のようだ。そんなにストレスがたまるの環境なのか!?
なんだか恐ろしくなってきた……。

しかし壇上で挨拶する人間が口々に「合格おめでとうございます」「名簿登載おめでとうございます」などと言う。 中には「来年度から一緒に教員として働けること、心から歓迎します」とまで言い切る人もいる。まだ採用になったわけでもないのに。

表向きは「名簿搭載者の中から来年度の新採教員を選定する」ことにはなっているものの、名簿搭載者=原則(※1)4月1日採用。ということらしい。
つまり現在は一般の就職活動で言えば内々定の段階。

(※1)原則……採用の段階になって「高校しかやりたくない」とかゴネなければ大丈夫らしい。

で、2月初旬~3月にかけて、どの学校に配属になるか面談(※2)が始まり、順次採用が決まるという流れ。 また「名簿の中では順位付けはない」とは言っていたものの……順位がついたウラ名簿があるんでしょ?

(※2)面談……選考課の話によれば、"試験"ではなく面談とのこと。

以降は内々定者向けの説明会らしく給与(初任給)の話やら、提出書類の細々した注意が続く。一度に大量の情報が流れ込み、何が何やらでもはや思考停止状態。 しかも提出書類の期限が結構厳しい。

健康診断書
医療機関で健康診断を受け、診断結果を記入してもらう。
採用候補者申告カード
これは自分で記入。履歴書。
在職証明書
これまで勤めた全ての会社にそれぞれ書いてもらう。
教員等採用のための欠格事由照会書
重犯罪歴などの照会。本籍のある役所に依頼して書いて貰う
登記されていないことの証明申請書
法務局に申請。

これらの書類を12月5日(金)まで提出という、かなりのハードスケジュール。

こちらは採用時(4月1日?)までに必要な書類

履歴カード(具申書添付用)
自分がもらった封筒には入ってねーぞ、コラ
在職証明書
12月5日まで提出分と同じもの
給与等口座振込依頼書
自分で記入。裏金用口座ボーナスは別口座に……という技も使えるらしい
卒業証明書(高校、大学)
面倒臭いが高校、大学に取りに行く。
教員免許状の原本と写し
さすがにこれはある
宣誓書
配属になった区市教育委員会から貰う

しかし何よりも不安のどん底に落としてくれた資料がコレ。

説明会添付資料「あなたは大丈夫?」 fig.全然ダメっす

いきなり「大丈夫か?」と突きつけられましても……。
内容は"教育公務員は高い倫理観を求められます"の具体例が書かれたもの。例えば、

  • テレクラで知り合った児童・生徒と性行為を行い、後日、テレクラが摘発されたのをきっかけに、児童買春容疑で逮捕された。
  • 携帯電話のメールで親しくなった女子生徒と車でドライブした後、ホテルで性行為を行った。
  • 自宅や所属する学校で、児童・生徒の股間を服の上からあるいは直接触る行為をし、強制わいせつ容疑で逮捕された
  • 学年末、予定していた授業が終了したので、授業中に娯楽映画のビデオを生徒に見せた
  • 勤務校の特定の生徒や、教員を中傷していると受け取られる内容を、自分のブログに載せた
  • 勤務時間中に教員用のパソコンを使い、趣味のホームページにアクセスしたり、私的なメール交換を行った

これらの事例は厳に慎むべきものとある。

えー……と。辞退届は……どこだったかな。

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