書類集めと小田原観光

2008-11-13 (木)
- 或る日常の風景/学級日誌

採用候補者説明会で大量の提出書類をもらいました。
これらの書類、ただでさえ難しいそうなのに、しかも短期間で準備しなければならないとは。 自分で記入するだけならなんとでもなるものの、役所やら職場やら申請しなければならないのがこれまた厳しいのです。

いま正社員で勤めている人などは相当厳しいのではないでしょうか。もっとも名簿に載ったのだから「退職!退職!さっさと退職!」など布団叩き振り回しながら考えているかも知れませんがね。

これらの提出が12月5日までなので、遅くとも11月末日までには全て準備を終えるように動きたいものだ。

書類その1:健康診断書

数年前までは2次試験受験の提出書類だったが、金がかかる上(もちろん自腹)に合否もわからない段階で健康診断はやはり不評だったのだろう。 いつからか2次試験の提出書類からは外され、この段階で提出することになった。

当時は有休を取って最寄りの日本赤十字病院で受診したが、レントゲン・血圧・医師所見だけにも関わらず、大変な費用がかかった上に診断書の作成に1週間(しかも郵送)かかると言われ愕然とした記憶がある。
健康診断書の準備には「とにかく時間がかかるもの」と脳裏に染みついていたため、説明会のあった当日にオフィス近くにある小さな医院に受診しに行った。

実はほんの1週間ほど前に風邪をこじらせてしまい、この小さな医院に1週間前に診察に行ったばかりだったのだ。
1週間前は病人だった人間が今度は健康診断を受けに行くのだからなんとも滑稽な話だ。

しかしさすが小さな医院は小回りがきく。
「これまで大病をしたことはありますか?」
「いえ……特には」

ペタッ ← "特記事項なし"のゴム印を押している

「今は何か病気していますか?」
「1週間ほど前まで風邪でしたが、おかげさまで良くなりました」
「そうですか。それは良かったです」

ペタッ ← ハンコ

医師の所見なんてこんなもんだろう。
レントゲンも特に異常はなかったし、血圧も至って正常。料金も日本赤十字病院のが暴利ではないかと思うほど安く、診断書もその場で書いてくれた。
小さい病院サイコー。

書類その2:欠格事由の照会

教員になるためには地方公務員法、学校教育法により欠格事由に該当していないことが条件になります。ちなみに欠格事由とは

第16条 次の各号の一に該当する者は、条例で定める場合を除くほか、職員となり、又は競争試験若しくは選考を受けることができない。

1.成年被後見人又は被保佐人
2.禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者
3.当該地方公共団体において懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から二年を経過しない者
4.人事委員会又は公平委員会の委員の職にあつて、第五章に規定する罪を犯し刑に処せられた者
5.日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者

地方公務員法第16条

となっている。つまり「ポアしろ」とか抜かしている団体に加入している人は教員(地方公務員)にはなれないのだ。それでも創○○会員とか在○○○人とか公務員になっている不思議w

各個人の欠格事由は本籍のある役所に問い合わせて確認しなければならない。そのための書類がこちら。

欠格事由照会依頼書 fig.欠格事由照会の依頼書

"本籍"がまた困った。本籍は現住所とはほど遠い愛知県名古屋市(※1)。名古屋市と言っても広い。"郵送で行うこと"と書かれていたので、どの宛先に送って良いかわからない。

(※1)名古屋市……ここで生まれたので。

とりあえず名古屋市役所に電話して住所と宛先を聞いた。欠格事由など普段あまり接しない単語なので説明するのに苦労したが、宛先も無事判明。
なんとか作業完了。

書類その3:登記されていないことの証明

登記されていないことの証明と聞くと、"存在しないことの証明"と言われているようで悪魔の証明を連想してしまう。 これは「成年被後見人または被保佐人と登記されていないことの証明」のことのようで、法務局に直接請求するものらしい。

ところで申請するには、登記印紙なるものが必要らしい。

登記されていないことの証明申請書 fig.収入印紙とは違うようだが……

この「登記印紙」なるものがさっぱりわからん。というかどこで販売しているのかすらわからない。郵便局で取り扱っているような気もするが、申請方法の説明書によれば「法務局近くの郵便局で販売しています」と書かれている。 郵便局ならどこでも良いというわけでもないらしい。

そこそこ近くにある法務局と言えば……小田原か。ゆくゆくは高校の卒業証明書も必要になるらしいので、母校へ行くついでに小田原へ。
小田原郵便局で聞いてみたら、あっさり販売してくれた。さすが法務局の近くだけある。

書類その4:高校の卒業証明書

母校は歴史ある高校にもかかわらず、高校統廃合政策の見せしめ(※2)に統合されてしまった。名前はなんとか残ったものの、慣れ親しんだ学舎は全てぶっ壊され、同じ場所に新校舎が建てられた。もはや以前の面影は欠片もない……悲しい限りである。

(※2)見せしめ……情報を知ったのは統合決定後だった。誰か反対するヤツはいなかったのか、と今でも思う。

事務室の場所が分からず敷地内を彷徨ったが、なんとか辿り着いた。
卒業証明書の申請を申し出ると、卒業年と3年の時のクラス、担任の名前を用紙に書けという。卒業年は事前に卒業証書を引っ張り出して調べてきたものの、3年の時のクラスには参った……もはやはるか記憶の彼方だ。担任の先生の名前はなんとか思い出せた。
無事に発行してもらい、こちらも任務完了。

行くと何人かの生徒が事務室前の長机で静かに勉強していた。
最近は「ゆとり乙www」など、あまり芳しくない噂ばかりを耳にするが、こうして熱心に勉強に取り組む生徒たちの姿を見ると、母校は変わっても校風は受け継がれているのかと少し安心した。

おまけ:小田原巡り

やはり小田原と言えば……

小田原城 fig.名城 小田原城
小田原城 map.小田原城

      ┌─┐  ┌─┐
      │●│  │●│
      └─┤  └─┤
      _   ∩   _  ∩ 早雲!
    ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  早雲!
 ┌─┬⊂彡┌─┬⊂彡
 |●|    |●|
 └─┘    └─┘

やはり何度見ても小田原城は良い。そして小田原という街が好きだ。
NHK大河ドラマでいつ北条5代が主役になるのかいつも期待している。信長の野望で遊ぶときは必ず北条氏康で天下統一を目指す。

この写真は小田原城 銅門(平成9年復元)。この空間に身を置くと江戸時代に来たような不思議な気分にさせられる。

小田原城 銅門 fig.小田原城 銅門
小田原城 銅門 fig.小田原城 銅門(櫓門)

昼食は小田原駅構内にある「箱根そば」。言ってしまえば立ち食い蕎麦屋のチェーン店なのだが、ここの蕎麦がまた美味い。 コシが壊滅状態の麺はご愛敬として、なんと言ってもつゆが最高。あっさりしていて、それでも決して物足りなくない絶妙な感じがまた良い。

箱根そば fig.かけそば(260円)

個人的には「富士そば」も捨てがたいのだが、やはり蕎麦ならば「箱根そば」には敵わないと思う。

そして小田原城の隠れた名所と言えば、知る人ぞ知る動物園。何よりも無料というのが嬉しい(ちなみに動物はほとんどいない。あしからず)。
この小田原城址公園内 動物園のスターと言えば、

ウメ子 fig.ウメ子

ウメ子(´Д`;)ハァハァ

ところで。
狭い檻と猫の額ほどしかない広場は、象にとって「かわいそう」に見えてしまう(※3)。一頭しかいないし。

(※3)感じてしまう……観光客(?)の婆さんがゾウを見ながらずっと「かわいそうだ」「かわいそうだ」を連発していたのには辟易した。

TBS「噂!の東京マガジン」でも小田原城址公園の飼育環境が劣悪だと批判していたようだ(参考:されど偽りの日々)
しかしその環境が象にとって辛いものかどうかは、象のみぞ知ることであり、それを見て「かわいそう」とか「かわいそうじゃない」と言うのは人間のエゴ以外何者でもない。 それでは例えば上野動物園の象はかわいそうではなくて、小田原城址公園の象はかわいそうなのか?

この象のウメ子。2007年に還暦を迎えた。
昭和25年にタイから来日したときには推定年齢3歳というから、それから約60年。 飼育環境が劣悪など批判されているようだが、今日まで生きてきたことが環境は決して悪くなかったことの証明ではないのか。

つい熱くなってしまった。
小田原に訪れた際には是非。

まだまだ書類に翻弄される日は続きそう。

archives & comments

Month

Comments