ビジネス系のウェブサイトやブログを読んでいると、役に立つ記事や示唆に富んだ記事に数多く出会います。
自分もこんな内容を書くことが出来れば、もっと皆様の役に立てるのに……と、感心しつつも半ば羨望の眼差しを向けながら読んでいます。
そんな素晴らしい記事を数多く読んでいると目が肥えているせいか、下手な記事は流し読みしただけで目に付いてしまいます。
今回はあまりにも面白い記事に出会えてしまったので、脊髄反射的に紹介したくなりました。
ビジネス系雑誌を発刊しているダイヤモンド社が運営しているダイヤモンド・オンラインから、「成功する社長は、なぜ髪型が七三なのか――「ビジ髪」の効力とは?」という記事。
記事の内容は「ビジ髪」(柳本哲也 著)の書評だ。
残念ながらこの本は未読ですので、本の内容についてのコメントは差し控えさせて頂きます。
この記事によれば、ビジネスで重要なのは第一印象。「仕事での第一印象において、髪型が最も大切な要素」という研究論文があるほど髪型は重要な要素と言える。
著者は仕事で成功するための髪型を研究し尽くし、法則を見出した。
……と、いうのが主なあらまし。
ライターは続ける。
そして編み出したのが「ビジ髪」なのだが、その代表例がソフトな「ナチュラル七三」だ。「七三」というと、“ダサくてイケてない”おじさんビジネスマンの象徴のようでもあるが、この七三ヘアを侮ってはいけない。
成功する社長は、なぜ髪型が七三なのか――「ビジ髪」の効力とは?より
と導き、「成功した経営者の中にはこの七三スタイルが非常に多い」と解く。
ここまでなら別に「ふ~ん、そんなこともあるのか」と思うだけだろうが、ここからがライターの本領発揮。
「成功した経営者」で「七三スタイル」の人の具体例に……。
先ごろ、ついに社長にまで昇りつめたあの島耕作も、まさしくこのナチュラル七三の代表例だろう。
成功する社長は、なぜ髪型が七三なのか――「ビジ髪」の効力とは?より
いや、漫画の主人公を代表例に挙げられましても……。
そして、
経営者以外にも、テレビ各局の男性アナウンサーや007の歴代ジェームス・ボンド、俳優の佐藤浩一や堤真一、ジョージ・クルーニーなどのスタイルが該当する。
成功する社長は、なぜ髪型が七三なのか――「ビジ髪」の効力とは?より
ですから、七三スタイルで成功した経営者の例を挙げて頂かないと……。
極めつけは、
この髪型の効力を劇的に証明して見せたのが、お笑い芸人・世界のナベアツだ。彼はホテルマンを参考にして髪型を変えたところ、大ブレイク。
成功する社長は、なぜ髪型が七三なのか――「ビジ髪」の効力とは?より
もう、経営者はどうでもいい。
最後に以下のように締め括ってはいるが、
「出世したい」「営業成績を上げたい」「就活に勝ちたい」「旦那を成功させたい」――そんな願いをお持ちの方は、すぐに髪型を見直されてはいかがだろう。
成功する社長は、なぜ髪型が七三なのか――「ビジ髪」の効力とは?より
すみません!説得力ゼロです。
あまりにも書評が「やっつけ」で、読んだ瞬間コーヒー吹いた。
……というか、恐らくこのライターさんはこの本をあまり読まずに書評を書いているのではなかろうかと穿った見方をしてしまった。
せめてもうちょっとなんとかならないものだろうか。
- 【参考リンク】
- 成功する社長は、なぜ髪型が七三なのか――「ビジ髪」の効力とは?-ダイヤモンド・オンライン
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