世間はオバマ、オバマ、小浜wの大コール。
1週間前の出来事など、もはや遥か昔銀河系の彼方といった感じですが。
ほんの1週間ほど前に「ハドソン川の奇跡」とまで言われた飛行機事故があったことを覚えているでしょうか。
離陸直後にエンジン不調。飛行機は失速。墜落の事態に機長の見事な手腕でハドソン川に不時着。死者が一人も出なかったという奇跡の事件。
エンジン不調の原因は飛行機のエンジンに鳥が突っ込んだためと言われています。
専門用語でこれを「バードストライク」と言う。
ネットで調べてみると大事故とまで言わないまでも、未だに有効な対策がないようです。
ライト兄弟が動力飛行機の実験に成功してからおよそ100年。
「お前の柄じゃない」とお叱りを受けそうですが、たまには環境問題について少し考えてみます。
バードストライク問題
別に飛行機に鳥が突っ込んだぐらい焼き鳥にする手間が省けるぐらい(←野鳥愛好家が激怒しそうなので自主規制)ぐらいにしか考えていませんでしたが、なかなかそうも言っていられないらしい。
今回のハドソン川の不時着事故のように一歩間違えれば悲惨な状況になりかねない。
youtubeにも戦闘機のエンジンに鳥が突っ込み墜落する動画がアップされている(7秒付近で鳥突入)。
別に海外だけの出来事ではない。かく言う我が日本でも、
日本でもバードストライク、無事羽田着陸
17日午後6時ごろ、羽田空港上空で、北九州空港発のスターフライヤー84便(乗客乗員90人)が着陸しようとした際、左翼に鳥が衝突した。高揚力装置部分が損傷したが、84便は定刻通り羽田に無事着陸し、けが人はなかった。
(後略)
あまり話題になっていないようですが。
明日飛行機で北海道に行くんだが……シャレにならん。
飛行機だけでなく流行のエコで注目されている風力発電でも、この問題は頭の痛い悩みらしい。
さすがに風力発電の羽が壊れたりはしないだろうが、問題は絶滅危惧種の希少な鳥まで突っ込んでくれること。人間様のエコで野生動物が絶滅だなんてなんとも滑稽な話。
対策は?
で、このバードストライク。
前述したように、これといって有効な対策がないらしい。
全国各地の空港や飛行機会社で取り組んでいる対策が、
- 1日に数回職員が空港内で巡回。空砲で鳥を追い払う
- 鷹匠が鷹を使って鳥を追い払う
- 飛行機エンジンの回転部分に鳥が嫌うグルグルマークを書く
……ローテクすぎる('A`)
ちなみに「空砲」はそこそこ。「鷹匠作戦」は実用化を断念。「グルグル」はえっ?という有様。
ハイテク技術の裏で右往左往する人間の姿を想像すると、これまた滑稽ではあるが。正直明日までになんとか(※1)して下さい。
(※1)明日までになんとか……筆者が飛行機に乗るから。まったく身勝手極まりない。
他にもネットで見つけた対策グッズたち
- バードキラーネオ
-
強力磁石パワーで鳥に回避行動を促す!
……鳥って磁石苦手だったっけ? - バードストライク対策 SYMBIO
-
そもそも鳥が来るのはエサとなる虫とか食べに来るからだ。だったら虫や鳥が来なくなるようなものを撒けばいんじゃね?という逆転の発想。
……農薬じゃないところがエコで(・∀・)イイ! - 鳥キラーィ
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ネーミングセンスが気に入った。鳥は地磁気で方向を決めるから強力磁石で能力を狂わせる……らしい。
……近くにパソコン置けませんがな。 - 鳥よけ風車
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キラキラ光る羽が鳥をよけるらしい。風力発電の羽をキンキラにすれば一挙解決か。
……地域住民から文句が出そう。
ちなみに愚弟にハードストライクのことを話したら、
「そんなの飛行機のエンジンに網つければいいんじゃね?」
と即答された。
……なるほど。 /p>
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