はじめに:
秋葉原を愛し、秋葉原に殉じた方々に謹んで哀悼の意を表します。
友人Y地氏から久々に飲もうとお誘いがあったのは先月の中頃。 今年も懲りずに採用試験の日が刻一刻と迫ってきているので、土日は避けたい(※1)のが正直なところでした。
(※1)土日は避けたい……と、言うわけで連休中の飲みのお誘いを断りました。申し訳ない。>ヨコヤマ君。
このことを彼に言うと「それじゃぁ連休明けの金曜夜が良いですね~」という方向でトントン拍子に話は進み……やってきたのが今日。
彼からは事前に「金曜夜から土曜の午前中まで(自分の時間を)占有させて下さいね」とあったので、何かたくらんで企画してくれている様子。
おおよその所、金曜オールで飲み→朝8時頃までどこかで爆睡→午前中帰宅。という流れなのだろうけど。
私家版マーフィーの法則によれば、たいていの金曜日にイベントがあるときに限って、
不具合発生→泣く泣く即日対応→イベントキャンセル→ストレスMAX→死亡
などという悲惨な状況に陥りがちではありますが、幸運なことに今日は何事もなく。ほぼ予定通りに秋葉原で合流。
そこでY地氏から聞かされた今日のコンセプトがコレ。
「新しいアキハバラツアー」
なんだそれ?
かつては毎日のように秋葉原に通い詰め、PCのパーツやらジャンク屋を見て回っては喜んでいたあの頃。
時はいつしか流れ、秋葉原に近いからという理由で選んだ前の会社は、終業の時間には秋葉原も終業という体たらく。
追い打ちをかけるように「パーツ」から「ぱんつ」……もとい、2次元美少女に占拠されてからは次第に足も遠のき、
さらに駅前大開発が押し進められ、カップルやらスイーツ(笑)までが押し寄せるような街になってからは、初詣ほか年に数回しか行かない場所に成り下がりました。
私が求めていたluv waveに出てくる(※2)寂れたジャンク屋は秋葉原にはもうなくなっていたのです。
(※2)luv waveに出てくる……昔あったゲームのこと。判らない人ごめんなさい。
そんな新しいアキハバラをアキバマスターであるY地氏が御自らご案内というのが今回のコンセプト……らしい。
KICHIRI
まずはスイーツ(笑)が集まりそうな近未来構想ビルの中にある飲食店。聞くところによれば先月末オープン。 几帳面なY地氏のこと。この店のチョイスにも抜かりはなく、わざわざ数日前に一度偵察に行き、 味を確かめた上での選定という念の入れよう。
個人的には、
うげっ!なんだこの店!?→ふざけるなー#→罵詈雑言
という展開も想定していたのですが、さすがはY地氏。抜かりはない。
まず店の広さに驚いた。
入口にて店員の後ろについて座席まで案内されるのですが、江戸城を歩く大名の如く長い廊下をゆっくりゆっくりと歩きます。
このゆっくりさが店内の広さを一層引き立てているようです。
……というか広くて、お手洗いがどこにあるのかわからぬ。
座席に着くとヨン様似の店員(これはたまたま)が注文伺い。
料理の方はY地氏があらかじめコースを頼んでくれていたのですが、この料理が量が結構ある上に値段もリーズナブル。
その上は美味ときたものだ。
個人的にはローストビーフとスイートポテトがツボ。
日頃の近況などを語り合った。近況と言っても、別段たいした話があるわけでもない。というか、何を話したのか全く覚えていない。 つまりその程度の内容。
下世話な話題(←いつも下世話だけど)で申し訳ない。
実は店員に席まで案内された時に、お手洗いの横を通り過ぎたので場所を把握していたのですが、
Y地氏が言うには「ここは店員にお手洗いの場所を尋ねる」のがポイントとのこと。
それは女性店員に「お手洗いの場所はどこですか?」と尋ねると、「ここでございます」とその場にしゃがみ込んで×を△○☆して、 公衆b(以下自粛……と解釈してよろしいか(※3)。
(※3)解釈してよろしいか……さすがに呆れられた。
で、見計らった頃に店員に尋ねると、「こちらでございます」とお手洗いの場所まで先導して案内してくれた。
しかし店内に案内されたときと同様に、長い廊下をゆっくりゆっくり歩いてくれるため、さすがにこれはもどかしい。
危急存亡の事態はどうするんだ。
扉の前まで来ると、店員はその場に膝をついて座り……やはり伝説は真であったのか!……戸をノックして、中に人が入っていないことを確認。
後に戸を開けて案内してくれました。
なんという至れり尽くせりのVIP待遇。
(つづく)
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