友人のN地君はADSL問題で管理会社と終わらない戦い繰り広げているようだ。
彼の「3週間も連絡を寄こさない挙げ句、社内で情報が共有されていないとはどういうことだ!」の怒りの声に、 世の中にはとんだクソ企業もあったものだ。さっさと潰れてしまえ。と彼に同情していたのだが。
ここにもそんな企業がまた一つ。
某大手携帯電話会社。
引っ越しして以来どうも室内での通話がおかしい。通話中に頻繁に電波が途切れてしまう現象が多発。
携帯マスターのおおたさんに相談したところ、携帯会社にいえば室内アンテナなるものを貸してくれるとのアドバイスを頂いた。
ショップへ相談に行ったら
で、最寄りのショップに相談しにいった。
こちらの要求はただ一つ。
「通話が繋がらないから補助アンテナを貸せ」
なのだが、ショップの店員はまずは電波状態を調査しなければの一点張り。
さらには「エリア的には問題ないはずだが、お前の携帯がぶっ壊れているんじゃないのか」(超意訳)のようなことも言われ凹む。
そこで見せてもらったパンフレットには、
「お客様からご要望があってから原則72時間以内に調査員がお伺いして電波状況をお調べします」
とあり、ずいぶんヤル気があるものだと感心し電波調査をお願いすることにした。
しかし「調査員がお伺いする時間は平日10:00~17:00」と聞かされ、そこで怒り心頭。
お前のところの客は、
ヒ マ な 大 学 生 か 無 職 し か い な い の か。
「平日は仕事してんだよ、バカ」(超意訳)
言い放ったら、とりあえずサービスセンターから折り返し連絡させるから日時はそこで交渉しろ。と言われ、連絡を待つことになった。
センターから連絡が来て
やがてサービスセンターから連絡が来た。
3ヶ月後に。
お前のところの時計では、
7 2 時 間 は 9 0 日 を 言 う の か ?
ショップに相談に行ったのが5月頃。そして連絡が来たのが8月7日。ここまで放置されると逆に清々しくなってくる不思議。
電話の向こうでは盛んに連絡が遅れてすみません、と謝っていたが遅いというレベルを遙かに越えている。"遺憾の意"でも表明しようかと思ったが、怒りを通り過ぎてむしろ呆れてしまう。
時間とは恐ろしいものだ。
しかもこの期に及んで、まだ「平日しか(※1)訪問できない」と言う。
(※1)平日しか……休日という裏技もあるようです。交渉次第。
平日は仕事に決まっているんだろ!
怒鳴り散らしてやろうと思ったが、お前はとても運が良い。今はお盆期間。たまたま夏休み休暇を取っていたのだ。
一方この電話は携帯電話で受けているため、すでに通話は壊滅状態。頻繁に受話器からピポ、ピポと信号音が鳴り、窓際に寄らなければ話すらままならない。
センター「通話状態について…(ピポ、ピポ)…のですが……」
自分「もしもし。すみません、もう一度お願いします」
センター「通話状態についてなのですが(以下略」
自分「つまり、こういう状況です」
センター「……ご不便お掛けして、申し訳ございません」
このやり取りだけはちょっと気分良かった。
兎にも角にも一通りの事情聴取終了後、訪問日時が決定した。
調査員が来た
いままでの殿様対応っぷりにさすがに呆れ、調査した結果「全然問題ありません。お宅の機種の問題じゃないっすかwwww」と言われようものなら、その足で解約してiPhoneに乗り換えようと心に決めていた。
今のキャリアは長年使用しているため、かなり割引されているがお金の問題ではなかった。
さすがに2人の調査員は時間ピッタリに現れた。
初めの20分程度、ノートPCの背面板にテスト用の携帯を貼り付けて室内の電波を測定。
結果、複数の基地局からの電波を多重受信してしまい頻繁に瞬断状態になってしまうことが判明。 基地局の調整は難しいので補助アンテナでとりあえず凌ぐことになった。
(最初にショップに行ったときに、さっさと貸せばよいものを……)
ところがこの補助アンテナ。
設置しただけで電波状態が良くなるかとそうでもなく、実は補助アンテナに付属しているケーブル(5m)に携帯電話を接続しなければ効果がない。
ケーブルにつなげた状態で果たして"携帯"と呼べるのか。
こうして電波補完計画はとりあえず完了した。
電波調査依頼まで3ヶ月かかった件は、アンケートで強く遺憾の意を表明しておきました。
訂正:
パンフレットによれば、
訪問日時のご相談後、原則48時間以内に調査員がお客さまのお宅などに訪問し、エリア品質調査を行います。
某大手携帯会社のパンフレット
48時間というのは、客が要望を出してから訪問日時の相談までの時間ではないらしい。
しかしこのパンフレットの文言もさっぱり意味が判らない。
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