その昔、中国の三国時代。魏の名将、司馬懿忠達は五丈原で夜空に流れ星があるのを見て敵将、諸葛亮孔明の死を悟ったという。
そして今日の弊社では社内掲示板に"人事"というタイトルの掲示があると社員の退職を知るというw
以前の記事(→「弊社版 維新の嵐(後編)」参照)で面接が紛糾した挙げ句「じゃぁ辞めます!」と宣言した後輩のY嬢が8月末日で退職することが決まった。社内掲示板に掲示があがったのが昨日。 毎日一緒に昼ご飯を食べているグループのメンバの一人にも関わらず、掲示があがるまで何も言ってこなかったために退職話は寝耳に水だった。
Y嬢と部署が同じだった私としては一週間ほど前から不穏な動きは感じていた。彼女が携わっているプロジェクトに突然の人員投入。部長との面接……などなど枚挙にいとまがない。
思えば彼女が入社したのは今から5年前。久々に弊社に入社してくる女性社員ということで入社前は大いに沸き立ったものだった。それも今では遠い過去の話(←遠い目)。やはり人が減っていくというのは寂しいものです。
そんなわけで本日の昼食の話題は「Y嬢の今後と弊社の虚実について」
聞くところによると次の就職先はまだ決まっていないらしい。彼女曰く「仕事をしながら就職活動をするのは大変」らしい。
何を言うか。こっちは自宅から毎日2時間かけて会社に通って、かつ仕事しながら空いた時間で教員目指して勉強してるんだぞ。転職活動ぐらい大したことねぇだろ!!……と思わず言いそうになったが、言葉をぐっと飲み込んだ。自分も転職活動していることは秘中の秘だからだ。
続いて話題は出されるであろう退職金について。同期のishiiの退職金事例から考えてかなりしょっぱい金額(5万円以下)になることは言うまでもなかった。
そして話は一気に弊社の愚痴へ。"虚実"と言いながら実際は嘘ばっかであることはここで改めて論じるまでもないが。会社の上層部はこの現状をどう考えているのだろうか。この先細りの状況を。
会話の中で後輩のS田君がボソッと「けど会社辞めるなんて勇気あるよな……行動力あるね」と言っていたが、その言葉に同感だ。
みんな会社には何かしらの不満がある。けれどその不満をもって実際に辞めるかどうか。みんなきっかけを探しているのだと思う。
インターネットで見たどこかの調査によれば日本人のうち「転職したいと考えている人間」は7割(←この辺うろ覚え)程度いるらしい。 しかし実際に「転職活動を始めた人間」はその内3割以下。 弊社の中にも自分のブログで「転職」を連呼しながら一向に転職活動を始めないエフ氏とか、次が決まらないと退職に踏み切れない自分とか。さまざまだ。
そう言う意味では次の就職先も決まらないまま退職するY嬢は、いくら日本が好景気になってきたとはいえ行動力があるなとある意味感心してしまう。
今、彼女にかける言葉はただ一つだけ。
「お疲れ様でした」
と。
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- 弊社版 維新の嵐(前編)-SnapDiary(2006/04/12)
- 弊社版 維新の嵐(後編)-SnapDiary(2006/04/14)
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