新年と同時に気持ちも改まり、最初だけは記事を書こうとするのですがね……。
ここ数年の年始恒例行事「箱根駅伝観戦」。
今年も行ってきました。
今年は愚弟の大学も予選会から復活して本戦出場。スタート前から今年も応援だ!みたいな雰囲気でいつになくヤル気ムード。
ところが、である。
スタートしてみれば筆者の大学と愚弟の大学はビリ争い。シード権獲得すら危うい。テンション一気にダダ下がりで、もはや応援ムードもどこへやら。
それでもせっかくだから……ということで沿道に応援に繰り出すことにした。
毎年 駐車スペースには頭を悩ませられる。
昨年同様、近所のファミリーレストランに無断駐車しても良かったのだが、新年早々それも心が痛む。
今年は観念して整地していない原っぱで駐車料金500円をふんだくっている臨時駐車場に止めることにした。
自分たちではそんなに早く家を出たつもりはなかったのだが、沿道に行ってみれば観客はほとんどいなかった。
一挙に駅伝ブームが去り観戦者が激減したのだろうか!?と一瞬思ったものの、そんなはずもなく。過去2年間の経験の蓄積から往路側(下り車線)+日なた部分を探すため少し歩く。
早速おっさんが応援旗を配布していたのでもらってきた。今年は旗部分がビニールだった。一昨年=紙、去年=布、今年=ビニール……なんで毎年仕様が変わるのだろうか。謎である。来年はシルクか?
いくら観客が少ないとは言え、往路側+日なたに陣取るとなると結構難しい。午前中なので日なたが少ない上に、わずかな日なたは熱心な駅伝ファンに占拠されていた。
少し歩いてめぼしい場所に陣取る。後は選手が来るのを待つだけだ。
選手が到着するまでの間、暇なのでPSPをやっているといつの間にか隣に来ていた爺さんに思いっきり不審な目で見られた。 ”ゲームやるような熱心なファンじゃなければ、お前が立っている日なたを譲れよ”暗にそう言われているような気がしたが無視。 残念ながらそこまでの親切心は持ち合わせていないのだ。
正直ワンセグでもチェックしていないと選手がいつ来るのか全くよく判らない。
関係者と思われる白バイが通過し、その後広報車が「あと10分ほどで選手が到着します」など呼びかけているが、その後は音沙汰なし。
PSPやっている自分の隣からガン飛ばしてきた爺さんは、やはり熱心な箱根駅伝ファンらしく小さなメモ用紙に他の観客が持っているラジオやワンセグから漏れ聞こえてくる実況を聞きながら、各大学の順位をメモっていた。
やがて遠くの方から次第に歓声と旗を振る音が波のように聞こえてきた。いよいよ到着だ。
これまた例年のことだがテレビ中継では観客は常に旗を振って応援しているように見えるが、実際沿道では選手が通過したときにしか応援をしない。当たり前のことだが。
そして今年のトップは早稲田大学である。
動画ではトップの早稲田大学から2位の東洋大学まで差があるので、沿道の観客は選手が来るまでポカーンとしている。
自分の大学と愚弟の大学はやはりビリ争いだった。
全選手が通過したのか、あちらこちらで「終わり?」という声が聞こえ始める。そして「沿道の皆様、ご声援ありがとうございました」などアナウンスする広報車が通り過ぎていった。
どうやら終わりのようだ。
そして毎年恒例、最後尾の白バイの後ろをついていく大量のサイクリング軍団。大手町から来たのだろうか?
……こうして正月の恒例行事は今年もあっさりと終わったのでした。
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