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困ったときの神頼み

2013-01-03 (木)
- 或る日常の風景/学級日誌

1年生のクラスをもった2年前は本当に大変だった。

後から振り返ってみれば、子どもたちはそれなりに「楽しいクラスでした」「来年はクラス替えしたくない。担任以外は」などと 感想を寄せてくれたが、好き勝手してくるわ、暴れられるわ、言うこと聞かないわ……と今振り返っても「なんで、ああなっちゃったんだろう?」 と考え込んでしまう。

当時あるベテランの先生は教えてくれた。

「あの教室は、不思議と毎年大変になるんですよ。一昨年も一昨々年も…」

……風水の問題か?

続けてベテランの先生は教えてくれた。

「私は教室の壁にあるカレンダーの裏にお札を貼ったんですよ」

……なるほど。

それ以来、私のクラスの壁掛けカレンダーの裏には、初詣で買った"厄除けお守り"が貼ってある。
そして今は3年生……受験である。

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素質か指導方法か

2012-02-08 (水)
- 或る日常の風景/学級日誌

中学2年生の理科「化学変化」単元は、実験が多くて大変です。
「(準備面倒臭いから)実験のDVD見ろー!」
で済ませても良いのですが、生徒たちは実験を楽しみにしているようだし、自分も授業だけは手を抜きたくないの一心で 取り組んでいるので、日々遅くまで準備に追われているわけです。

そんなわけで、今の教科書に載っていない実験もやってしまうことがあります。
ベテラン先生の「面白いから!」というアドバイスもあって、今回マグネシウムの燃焼実験に取り組んでみた。

しかしこちらの心意気をクソガキども生徒たちは素直に受け取ってくれないわけで……。

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オトメゴコロとあの季節

2012-02-05 (日)
- 或る日常の風景/学級日誌

この時期、現場では授業の合間を縫って管理職と教員との最終面談が行われています。
民間企業の例にならって成果主義だかなんだかわかりませんが、年度当初に自分で目標を定めそれに対して自己評価を行うのがこの最終面談なのです。

……というか年度当初に立てた目標なんて、キレイさっぱり記憶の彼方なんですけどw
などと書くと「やはり教員はラクな商売だ!」とお叱りを受けそうですが、事実だから仕方がない。日々の忙しさに理想など埋没してしまいます。 そもそも自分の書く毎年の目標も前年度のコピペ

自分の教育目標の理念は今のところ、これ一本。
「生涯にわたって科学に興味をもつ教育」
なんだか漠然としていますが、しょうがない。

その最終面談で社長から
「そんなに理科好きの生徒を育てたかったら、学校でやっている自然観察教育に参加するとかしたらどうだ」
と言われ、ぶち切れ。

あのさぁ、もちろんしたいさ。去年も一昨年も参加したし。
でもさ、こっちは部活があるんだよ。平日も、休みの日も。
部活があって行けないんですが、その状況わかってんのか!

さて。休みの日もやっている その部活。

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卵を立てる

2010-04-17 (土)
- 或る日常の風景/学級日誌

中1理科の授業開きのネタに何かあっと驚く演示実験を見せたいのですが適当なのが思いつかず、 苦し紛れに生卵を立てることをやっています。

おもむろに卵を取り出し
「先生には特殊能力がある。生卵を机の上に立てられる能力があると言ったらみんなは信じますか?」
など問い掛けると、生徒は少しざわつきます。

「コロンブスの卵……」
とつぶやく生徒が1人ぐらいはいるので、コロンブスの卵のエピソードの話をした後で「今回は底を割らずにそのまま立たせます」と言い切ります。
そして何人か調子に乗った生徒が「できる!」とか ぬかしてくるので理由を聞き返すと大抵撃沈。

しかし最近のクソガキは小賢しいのも多く、普通に立てられることを知っている生徒もいたりします。

ところで本当に卵を立てられるのでしょうか?

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パンデミック

2009-10-05 (月)
- 或る日常の風景/学級日誌

たいしたことはないと思っていました。
9月の学級閉鎖(参照:忍び寄る足音)。後にシルバーウィークも控えていることだし沈静化するだろう。
職場全体にそんな雰囲気がありました。

ウィルスは本当にどこからやってくるかわかりません。そしてどこに潜んでいるかすらも。

結局シルバーウィークなんて焼け石に水でした。
先週あたりに再び朝から鳴りやまない電話。
週半ばに1クラスで3日間の学級閉鎖決定。週末に追加で4クラス学級閉鎖決定。

これでウチの学年は学年閉鎖状態に。
これでなんとか食い止めてくれ……。そんな状態。

とにかく学級閉鎖で行事が全く進まない。
生徒会役員立会演説会・投票も延期に次ぐ延期で開催の目処が立たない。そして来週末には中間考査も控えているのです。

さらに昨日は部活動の新人戦大会(団体戦)がありました。
しかし学級閉鎖対象の生徒は試合に出場してはならない(もちろん応援も)取り決めがあり、 女子は人数が足らずに結局棄権。男子はなんとか選手を確保したもののフルメンバーではないため格下相手に敗北。
惨憺たる結果。

そして今日。
先週半ばに学級閉鎖になったクラスが閉鎖解除で登校。
しかしウィルスの感染力は爆発的。数日間の学級閉鎖では防ぎようがないようでした。
せっかく登校してきたのにわずか2時間の授業のみで再び学級閉鎖決定。即下校。現在閉鎖中のクラスも延長。

例によって職員も……。
先週末に1人が倒れ、職員第1号確定。そして自分の席はその人の真正面という……。

時間の問題……というよりもはや手遅れ。確実に保有しているよね。
けれど今のところ元気です。なんとか。

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